施工実績

屋根塗装のご依頼を受けて調査に伺ったのですが、建築から1度もメンテナンスを行っていない為、様々な劣化が見られたのでご紹介していきます。

まずは谷部分から。穴は開いていませんが、紫外線劣化による退色が見られました。

屋根の板金部分です。釘が飛び出ているのが分かると思います。下地の木が痛んだり、寒暖の差によって釘が膨張と収縮を繰り返し、この様に勝手に抜け出てきます。

スレート瓦は数か所抜け落ちたり、割れが見られました。

壁状になった屋根は抜け落ちたスレート瓦の跡が見えて、美観上問題があります。

屋根板金はサビが発生。天窓回りついては塩ビ鋼板の被覆が剥がれて、サビが発生しています。

天窓のガラス部分のビードが切れています。放っておくと漏水のリスクがあります。

下屋根の状態です。コケが大量に繁殖しています。

鼻隠し（破風板）や雨樋には退色と汚染が見られます。今回は上記の点について補修と塗装工事を行っていきます。

まずは高圧洗浄にて堆積した汚れとコケを時間をかけて入念に落としていきます。（洗浄作業は丸1日掛かりました💦）

抜け落ちた屋根材の補修を行いました。幸いにも屋根材が敷地内に落ちていたため、再利用します。スレート瓦にドリルで下穴を開けて、ビスで固定します。最後にビス頭をシーリングで埋めてます。

矢切部分の屋根はほぼ垂直の屋根勾配なので、落下することの無いようにしっかりと固定します。

塗装後の状態です。近くで見ると補修跡は目立ってしまいますが、差し替えとなると大変なので、使えるものは再利用します。

遠くから見ればご覧の通り、そんなに気になりません。

屋根板金はジョイント部分と釘頭をシーリング処理しています。弊社の屋根塗装では基本作業です。（お見積書に含まれています。）

トップライトのガラス回りもシーリング処理済みです。

剥がれていた塩ビ被覆は可能な限り剥がします。サビ止めを塗布して上塗り塗料2回で仕上げています。

トップライトや谷板金もしっかりと仕上がっています。

施工前とは比較にならないほど綺麗に仕上がっています。

矢切部分もご覧の通りです。

光沢もバッチリ！

下屋根の仕上がり状況です。

鼻隠し（破風板）、軒樋も綺麗に仕上がりました。

屋根については暫く安心ですね。次回は外壁のメンテナンスをお願いします。