屋根【水系シリコン】外壁【ラジカルシリコン】
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BEFORE
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AFTER
- 屋根塗料
- 水谷 水系ナノシリコン
- 屋根色番号
- No.36ナチュラルグレー
- 外壁塗料
- キクスイ ロイヤルシリコン
- 外壁色番号
- ニトコ75-50B、ニトコ75-30B
- その他工事内容
- 装飾部材【幕板180㎜】張り、サイディング釘留めによる不陸調整
- エリア
- 群馬県 みどり市
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施工前の状況を見ていきます。屋根はコケや汚れが堆積して一部割れも見られました。割れについては洗浄後に補修が必要ですが、詳細は後ほどお伝えします。
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劣化が特に著しいのはサイディングの反りと浮きです。特に南面の状況が悪かったです。調査時にはこの様にかなり浮いた状態で非常に危険な状態でした。(劣化の進行を防ぐために後日ビス留めで応急処置を施しています。)
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また、全体的にサイディングの反りも見られ張替えが望ましいところでしたが、コストを抑えつつ修正と塗装を行うための案をお客様に提示しました。
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北面にもサイディングの反りと浮きが見られました。
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板間目地のシーリングはこの通り何もない状態のところもありました。
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サッシ廻りのシーリングも劣化が著しい状態でした。
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破風板などの付帯部も劣化していたので、塗装前に補修します。
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バルコニーの床は塩ビシート防水です。マットを敷いていた為、紫外線による劣化を何とか凌いでいた様です。塩ビシートの膨れや浮き、切れが無いかを確認しました。シート保護のためにトップコートを行います。
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それでは施工を行っていきます。まずは屋根から入念に洗浄を行います。汚れやコケに隠れたひび割れなども作業中に確認していきます。
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洗浄後に確認すると何枚か瓦が割れていました。
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大きな割れです。
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外壁は浮いている部分があるので、漏水に注意しながら高圧洗浄を進めていきます。
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屋根が乾いたらシーリングで割れを補修していきます。セメント系、コンクリート系(モニエル瓦)は生産中止になっているものがほとんどです。差し替え用の瓦が無い場合はこの様に補修して塗装するか、葺き替えるしかありません。今回はコストを抑えるために補修を選択。
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板間目地のシーリングはこの様に綺麗に撤去します。
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サッシ廻りも同様に撤去します。
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ここからが今回の重要な工事ポイントです。上記のシーリング工事の前に、まずはサイディングの不陸調整を行っています。下地の有無を確認しながらサイディングが割れない程度に釘で浮き部分を補正します。その後にシーリング工事を行っています。
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更に今回はサイディングの浮きを再発させない様に南面の一部に幕板を取り付けます。幕板がある事で劣化の早い南面の板間目地のシーリングを紫外線や雨風に当たらないように守ることができます。
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塗装後の状況を見ていただくと分かると思いますが、この180㎜幅の幕板は浮きを防ぐと同時に反ってしまったサイディングを目立たなくする効果があります。張った幕板に水が回らないように両サイドにシーリングを充填しています。
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屋根の下塗り(プライマー塗布)の状況です。
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中塗りと上塗りを行います。
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こちらが塗装後の状況です。
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外壁の下塗り(シーラー塗布)の様子です。
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中塗りの様子です。
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上塗りを行って完成です。
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外壁は2色で塗分けています。もう一方のカラーも中塗りと上塗りを行って完成です。
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バルコニーの塩ビシート防水、トップコート後の状況です。
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大変綺麗になりました。
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サイディングの浮きは張り替えない限り完全に修復は出来ませんが、状況によってはこの様な方法で目立たなく補修することが出来る場合がございます。お客様のお家の状態とご予算に応じた提案ができますので、まずはお気軽にご相談ください。