スレート瓦屋根改修【GL鋼板カバー工法】外壁【ラジカルシリコン】
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BEFORE
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AFTER
- 屋根塗料
- 屋根色番号
- 外壁塗料
- キクスイ ロイヤルシリコン
- 外壁色番号
- メイン:KN037B ダブルトーン:N-75、15-30F
- その他工事内容
- 屋根改修、雨樋交換、TVアンテナ移設工事
- エリア
- 群馬県 桐生市
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それでは施工前の屋根の状況から見ていきましょう。スレート瓦という屋根材が葺いてありますが、谷部分の瓦がずれているのが分かります。
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近くで見るとこの様な状況。2004年までスレート瓦にはアスベストが含まれており、耐久性が高い屋根材として多くの建物に使用されています。
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2005年以降はアスベストの使用が禁止となり製造中止となりました。そして、ノンアスベストタイプに切り替わりましたが、開発当初の製品は耐久性が低くこのように割れたり・・・
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ウエハース状にボロボロになってしまいます。この様な症状が出ている場合には残念ながら塗装は出来ません。
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次は外壁の状況を見ていきましょう。屋根と比較して大きな問題はありませんが、全体的に褪色が目立つようになっています。
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チョーキング(白亜化現象)も起きています。
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タイル調のアクセント部分はクリヤー塗装を出来ないことはないですが、褪色が進んでいる状況である事と、
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出隅部分の割れや欠けを補修して目立たないようにしたいと考え、今回はダブルトーン仕上げを選択しました。
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シーリングの状況です。板間目地、開口部ともに劣化があります。塗装前にシーリングは全て打替えを行います。
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バルコニー床面の状況です。こちらのお宅はFRP防水が施工されています。テラスが取付けられていたお陰で、年数の割にそれほど劣化していませんでした。よって今回はトップコートを施します。
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それでは工事開始です。
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屋根の工事から行って行きます。こちらは既存のスレート瓦の上に野地板を張った後の状況です。野地板を張らずに施工する業者さんもいますが、弊社では野地板張りから施工するのが標準です。
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アスファルトルーフィング葺き後の状況です。今回の屋根材はガルバリウム鋼板という金属の屋根材を葺くため、下地がないと屋根は凹みやすく改修後に雨音が大きくなるといった可能性があります。
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コストと防水性能だけ考えると野地板無しの施工も有りかと思いますが、金属屋根から発生する雨音は敏感な人には気になると思います。2階に寝室があるケースが多いと思いますので、そういった事も考慮してリフォーム計画を立てるのも重要です。
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以前に比べ、滑りが非常に良くなるので雪止めも必須です。これにて屋根の工事は完成。
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次はシーリングの工事です。こちらは板間目地のシーリングを撤去した後の状況です。
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プライマーを塗布してシーリングを打設しました。
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開口部も同様にシーリングを撤去しました。
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開口部のシーリングの打設も完了。
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こちらはサイディングボードのアクセント部分、ダブルトーン仕上げの様子です。初めに下塗り(シーラー)を塗布して目地色となるグレーで塗装します。
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更に凸部を2回塗りで仕上げていきます。
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はみ出しが目立つ部分をタッチアップ補修して完成です。
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アクセント部分は以前より濃色に塗装したので引き締まった印象に生まれ変わりました。
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バルコニーの床面もトップコートを施し、この様にピッカピカに!
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雨樋は弊社おすすめのPanasonicのファインスケアを取り付けました。
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丈夫な純正ポリカボネート製の留め具で雪にも強い雨樋です。見た目も排水性もバッチリ。
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足場を解体して工事完了。意匠性と耐久性を兼ね備えた素敵なお宅に生まれ変わりました。